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| 2006.1  ZZR1100 車検の巻 |  
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 穴が開いたエアークリーナー
 
 
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| バイク:Kawasaki ZZR1100 Dタイプ
 
 
 作業は、、、
 
 今回は2年に1回の車検です。
 お客様のお話ではアイドリングが乱れるとの事でしたので、12ヶ月点検をしたところ・・・
 
 まず、エアークリーナーに穴が開いています。
 これは、以前整備したところがガソリンで洗浄したためスポンジが劣化し、おまけにラム圧が掛かるため穴が開いたと思われます。
 そのせいで、キャブにエアークリーナーの残骸が入り込んでしまい、キャブオーバーホールとなりました。
 その後、同調も調整してアイドリングはバッチリです。
 
 スポンジタイプのエアークリーナーは必ず灯油で洗浄し、よく乾燥させてください。
 そのあと、オフロード用のスプレー式のフィルターオイルがお勧めです。
 最後に新聞などで挟み、余分なオイルを取ったら完璧です。
 だいたい2〜3回清掃したら交換時期ですので交換しましょう。
 
 次にプラグを交換しようとしたら、なんとプラグがオイルに浸っています・・・
 シリンダーヘッドガスケットからのオイル漏れですね。
 このGPZ900R系のエンジンは熱がこもりやすく、年式が古くなるとこのような症状がよく見られます。
 これは、対処法がないので、こうなったらガスケット交換です。
 
 ブレーキ・クラッチフルード(液)も交換しましたが、やはりエンジンの熱をいつも受けているクラッチフルードはかなり汚れており、真っ黒でした。
 
 リヤホイールのスプロケ部のハブバンパーもガタが出ておりますので交換です。
 これもZZR系は弱く、ハードに乗ると5000キロぐらいで交換になりますが、1万キロでは必ず交換したい部品ですね。
 
 あとは、点検にて終了で車検です。
 
 
 
 
 
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| JUNより |  
|  | 今回は思い出深いZZR1100です。 
 このバイクは、昔乗っていたこともあり、そのころ、かなりいじくり回したので詳しいですよ。
 メインバイクではないですけど、今も所有しているいいバイクです。
 発売してからはや10年、距離を乗っているZZRも増えましたが、メンテナンスをマメにしてZ1などみたいに、何十年後も色あせないで元気良く走っていてほしいです。
 このお客さんも綺麗に大事に乗っているので、長く乗れると思いますよ。
 
 
 
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 エアークリーナーの
 残骸がついたキャブレター
 
 
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 プラグホールに
 オイルが入っています
 
 
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 真っ黒なクラッチフルード
 
 
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 交換したクラッチフルード
 
 
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